2009年5月7日木曜日

お便り-郷戸有希乃(V05)


←写真:前列左から2人目が郷戸さん
アロハ~!素晴らしい写真が届きました。場所はワイハ!(これ、いまでも通じるよね?大丈夫だよね?)夏を先取りピクチャーです。入社5年目に突入の郷戸さんは、この不況の荒波の中、そのビックウェーブを自分のモノとして、しっかりとテイクオフした一人です。今、日本に居ても、経費カットで残業カット、終いには給料カットの御時勢です。ここが底値だぁっと突っ込んだ株式も、なぜか、自分の所有する銘柄だけが最安値を更新中。闇は深く、こういう時だからこそ、ピンチをチャンスに!っと先人が申すように、知の蓄積に励むべきでしょう。私は、ボーッとゴールデンウィークを家で過ごし、また、一人の後輩に抜かれました。郷戸さんは、企業奨学生として留学中で、日々、奮闘の模様。若いって素晴らしいって言うよりも、頑張る若人が美しい!私は、いつも、次の波だぁ!っと待ち続けているのですが、そうやって、すでに34年が経過しました。郷戸さんからは、いい刺激を頂きました。謝謝。(文責:竹山正人)


<郷戸有希乃さんからのお便り>

みなさん、はじめまして。2005年卒の郷戸有希乃(Goudo Yukino)と申します。今回、竹山さんより原稿を依頼されましたが、大学を卒業後ベトナムとは全く関わりのない生活を送っており、皆様に何かしらベトナム関連の情報を提供することができません。ですので、これまでお会いしたことのない方々には自己紹介として、しばらくお会いしていない方々には、近況報告としてこの場をお借りしたいと思います。

大学を卒業後は、富士通株式会社で法人担当営業をしております。何を間違えたのか、全く知識のない(興味もなかった)IT業界に飛び込んでしまってから、早4年が経過しました。入社後の配属決定の際には、「ベトナム語学科卒→グローバルな人材→グローバルな顧客担当営業」という人事担当者の短絡的な思考で、名古屋に事務所を構えるトヨタ営業部に配属されてしまいました。おかげ様で、汐留で働きたいという私の野望はみごとに打ち砕かれ、泣く泣く名古屋での生活を始めることになりました。配属先では、トヨタの国内販売市場に関わる仕事を担当することになり、グローバルとは縁のない(もちろんベトナムとも縁がない!)完全にドメスティックな市場で身を粉にして働いています。

そんな私ですが、幸運にも4カ月間の短期留学に参加する機会が与えられ、今現在は職場を離れて学生生活を送っています。急激な経済の悪化に伴い、富士通も少なからずダメージを受けてしまったので、出発前は「もしや留学取り消し?」と覚悟を決めていたのですが、私一人を留学させるくらいの余裕は残っていたらしく(笑)、無事に常夏のハワイで生活を始めることとなりました。

ハワイと言えばワイキキ&ビーチ&ショッピングというイメージですが、私が生活しているのは、ワイキキから東へ車で30分程の距離にある、Hawaiikaiというエリアになります。良くいえば静かな住宅地、悪く言えば田舎のこの地域で、学校とホームステイ先の往復という真面目が学生生活を送っています。ハワイでいったい何の勉強?!と思われる方がいらっしゃるかもしれないので、少し紹介させていただきます。

私が通っているのはJAIMS(日米経営科学研究所)という学校で、富士通の社会貢献活動の一環として設立された非営利教育法人になります。コースの目的は、「グローバルな知の競争時代を生き抜くビジネスリーダーに求められる”イノベーション”を生み出す総合的な知力とリーダーシップ、その基盤となる広い教養と人間力を磨く、国際マネジメントプログラム。」難しそうですが、簡単に言うと、「世界各国から集まったビジネスパーソンたちとビジネスマネジメントについて学び、夜はお酒を酌み交わし交流を深めましょう」という感じです。興味のある方は、ぜひHP をご覧ください。JAIMSのHPリンク⇒⇒⇒(宣伝?笑)

今期は、アジアを中心に9カ国から計33名の留学生が集まり、マーケティング、ファイナンス、哲学、リーダ論などを勉強しています。これまで仕事が忙しかったので、常夏のハワイで4カ月間のんびり過ごし、心身共にリフレッシュすることを期待していたのですが、その期待は見事に裏切られております。朝8時半から夕方6時まで授業があり、毎日何かしらのプレゼンテーションなどをしなければならないので、授業後も深夜まで机に向かう生活です。正直、大学時代にもここまで勉強したことがなかったので(先生方、すみません!)慣れるまで大変でしたが、今ではそんな生活も少しずつ楽しめるようになってきています。どんなに忙しくても、どんなに睡眠時間を削ってでも、仲間たちと飲みに行く時間だけは削れません。何をするにもタイムマネジメントが大切!と改めて実感しています。楽しみがなければ、人間、頑張る力が出てきません。物事に優先順位を付けて、いかに短時間で終わらせるかが勝負だ!とこの2カ月で学びました。

様々なバックグラウンドを持った個性豊かな留学生たちと共に学ぶことは、時に楽しく、時に大変なこともあります。ですが、大学時代、ベト科で個性豊かな人たちと出会い、どんな環境でも楽しむことを忘れない前向きな姿勢を学んだので、今はそれが非常に役に立っています(笑)。残すところ留学生活もあと2カ月。ハワイに永住したい!と思えるくらいまで、ここでの生活を満喫しようと思っています。

それでは、また。


地球ラジオ「世界・音の旅」(NHK)を聴いて!

こちら編集部。

越南ネットに度々、登場して頂いている新妻東一さん(V88 卒)の新情報を入手しました。前月号で、走れ!ポストマン(TBS)を紹介させて頂きましたが、2ヶ月連続での紹介となります。まず、「走れ!ポストマン」についてですが、面白かったですね。TVCM等を除くと実質30分に纏められたベトナムの映像は、越国のエキス満開でしたね。特に印象的だったのは、ホアンキエム湖の畔で、お茶を売るギエム婆ちゃんを公安が取り締まるシーンは、多くのベト科OBOGが、「あるあるぅ~!婆ちゃん、負けるな!」っと感じた場面ではないでしょうか。走れ!ポストマンのHPでは、バックナンバーとして、たくさんのシーンや写真が保存されています。見逃した方、もう一度見たい方、次をクリックです⇒⇒⇒

さて、今回は、新妻東一さんがラジオに生出演です。私は、まだ新妻先輩とはお会いしたことがないのですが、顔を合わすよりも先に、ラジオを通して、生声を聞くチャンスの到来です。これは、聴くしかないぞ!

地球ラジオ「世界・音の旅」ハノイ編(約7分間)
放送日 =2009年5月9日(土) 
放送時間=日本時間 午後6時ごろ(ベトナム午後4時)
放送局 =NHKラジオ第一放送およびNHKワールド・ラジオ日本(短波)
放送内容=ハノイの魅力を音で紹介する特番(約7分間)。オートバイの音、フランスチックな雰囲気、はたまた、亜熱帯特有の豊富な自然をSOUNDで伝える番組です。
番組HPアドレスリンク ⇒⇒⇒
なお、インターネットでも番組を聴くことができます。放送から1間以内なら同じ番組をストリーミングで聴くこともできます。

PS:
私、みなさんには秘密にしていたのですが、かなりのラジオオタクなんです。学生時代は、特に、ラジオっこでした。しかし、隣の鉄道オタクの勢力に負けており、肩身の狭い10代を過ごしました。アマチュア無線3級ホルダーですが、それは、当然の極秘扱いでした。晴れて高校受験に合格した際には、入学祝金を注ぎ込み、5万円もするラジオを買いました。ラジオ受信機だけで5万円です!当然、親には怒られました。AM/FMを初め、短波、中波、長波をフルカバーする機械でした。このラジオで韓国、(ときどき北朝鮮)、中国、モンゴルの放送局をキャッチし、真夜中の周波数サーフィンをするのが趣味でした。実は、大学時代の下宿先にも、そのラジオを持ち込んでました。しかし、例のソニータイマーにより定刻通りに壊れました。それと同時に、卒業したのです。ですから、久々に、5月9日は、カセットデッキにマクセルテープ(当然、メタルっす)を差込み、再生と録音ボタンをダブル押しできることを幸せに思います。