2008年4月1日火曜日

お便り-渡邊大輔(V06卒)


入社2年目での大決断。今回、お便りをくれたのは、ベト科を卒業して物流関係の仕事に携わる渡邊さんです。僕なんか、What are you? って聞かれた場合、即答できずにズルズル人生を過ごしてしまいました。っが、渡邊君は、大きな組織に属しても甘えることなく自分を見失わず、逆に、本当に自分のやりたい事が見つかった。っと語っています。輝かしい転職に成功した一人です。私含めたOBOGの中には、転職したくても、その決断の勇気が無かったりしますよね。物流会社は、当然、モノを運びますが、人の思いってのも運ぶんでしょうね。頼むぞ、大輔!越南ねっとの思いってのもハノイを拠点にガンガン運んでくれ!(文責竹山)


<渡邊大輔くんからのお便り>
こんにちは、06年卒業の渡邉大輔と申します。私は今、日本ロジテム㈱という物流会社で働いています。ロジテムというのはベトナムを中心にインドシナ地域の物流に力を入れている会社です。私も4月からはハノイへ赴任予定で、現地法人の運営をしていくことになっています。実は以前は某大手物流会社に勤めていたのですが、転職という形で08年1月に入社しました。なぜわざわざ大手を辞めてまでロジテムなんて名も知られていない会社に入ったかというと、キーワードはやはり「ベトナム」でした。
学生時代の就職活動当時、私は「幅広く世界と関われそうな会社」というのをひとつの基準に置いており、特にベトナムにこだわりを持ってはいませんでした。むしろ、ベトナム以外の国と関わりを持つことで、見識を広めていきたいというのが当時の思いで、前の会社を選びました。前の会社では航空貨物の輸出手配の仕事をしていました。大手顧客の担当になり、仕事もそれなりに任されてはいたのですが、働くうちに、「なぜ自分はこの仕事をしているのか」という事への答えが分からなくなってしまっていました。そして、仕事に対するモチベーションが上がらず、与えられた仕事を単にこなすだけ、という状態に陥ってしまっていました。
「自分が本当にやりたいのは何なのか」と自問するうちにたどりついたのが「ベトナム」でした。現在、東西回廊や南北回廊の開通で、ベトナムの物流インフラは飛躍的に発展しています。そのような状況の中、自分もベトナムでの物流を発展させていきたいと思うようになったのです。実は、転職を考え始めた頃、前の会社もインドシナ地域の物流には力を入れ始めていました。実際、待っていればベトナム関係の部署に移れたかもしれません。そんな中、なぜ転職したかというと、自分の仕事は自分で決めたい!と思ったからです。
大企業で働くうちに、人事異動次第で自分がどんな仕事をすることになるのか分からない、というのがどうしても納得できなくなってしまいました。もちろん、「組織にいる以上は、我慢は必要だ」ということは頭では分かっていました。しかし、私自身は組織の為に尽くすよりも自分が成長していける事を第一に考えるようになりました。自分でキャリアプランを考え、高いモチベーションを持って仕事をしていくことが自分のためになるのではないかと思うようになったのです。そして、自分が希望している仕事を任せてもらえる今の会社へ入社を決意しました。実際、今は非常に高いモチベーションを持てており、正しい選択であったと思っています。
今後、ベトナムのインフラが発展するにつれ、道路、空港、港湾、鉄道等も整備されていくと思われます。それにあわせ、トータルな物流サービスを提供できるように開発していくことが今後の目標です。先程も言いましたが、4月からはハノイに駐在予定です。ハノイへ来る事があれば是非ご一報下さい。それでは Hen gap lai o Viet Namということで。




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