2008年10月1日水曜日

お便り-三村夏代さん(V01卒)


←写真:左から4人目の微笑が三村さん

ベトナム語の遺伝子と言いますか、ベトナム語学科の遺伝子が騒ぐことってありませんか?三村さんが、それを実証してくれました。彼女は、卒業後、福井県へUターン就職をされて、ベトナム語とは疎遠な生活をしているようです。大学で学んだこととは関係のない、全く新しい道を歩んでいることが個人的に共感します。私の場合は、自然的脱線でしたが、三村さんの場合、自らハンドルを切って路線を変え、理学療法士の資格を取得し、それに邁進するあたりが格好良い。そんな三村さんのベト科遺伝子が、活発に動き出しました。とのお便りを頂きました。年齢を重ねて思うことは、「最近の若者は・・・」って愚痴りたくなることありますよね。でも、こんな若者もいるって事を知った場合、我が身を反省したいと思います。なんか、若者に、「最近のオジサン、アクティブじゃないよね?」って言われてそうで、どーにかしんとマズイです。
PS:福井は、僕にとって、マイナーではないです!過去5、6回、訪問したことありますが、冬の東尋坊&越前カニのセットは絶品で、世界の中心で愛を叫ぶには、東尋坊の絶壁が適していると思います。(文責.竹山正人)
< 三村夏代さんからのお便り >
皆さん、こんにちは。2001年V科卒業の三村夏代です。卒業後に実家のある福井県にUターン就職しました。福井県といえばとってもマイナーな県ですが、共和党副大統領候補サラ・ペイリン・アラスカ州知事が愛用している眼鏡が鯖江市のものだったり、民主党大統領候補のバラク・オバマ上院議員と同じ名前の小浜市があったりと、米大統領選挙のお陰で福井県の知名度が少し上がったのではないかと期待しています。
今、私は福井県立病院で理学療法士として働いています。回復期病棟にて主に脳卒中の患者さんの歩行獲得、自宅復帰を目的としたリハビリを行っています。大学卒業後はベトナム語を使う機会は殆どなく、全くといっていい程ベトナムと関わってきませんでした。しかし、宇根先生の退官パーティーに参加したり、毎月越南ネットをみてベトナム語科卒業生の皆さんが頑張っていることを知ることによって刺激を受け、私も何らかの形でベトナムと関わっていければいいなと考えるようになりました。
今回、Vietnam Festival 2008にボランティアとして参加してきました。参加した動機はベトナムに海外旅行に行くよりも安くすむだろうという、とても安易なものでした。ボランティアに参加した人の中にはベトナム人留学生や、ベトナムに留学したことのある人、旅行や仕事でベトナムにいってベトナムを好きになった人、これからベトナムに旅行に行く人など様々でした。ボランティアに参加した動機も違いましたが、雨が強く降る中ででもそれぞれの仕事を懸命にこなしている姿には感銘をうけました。
ちゃっかりベトナムフェスティバルを楽しんでしまいました。安くて美味しいベトナム料理を堪能することができました。様々なステージを見ることができ、特にベトナムのキムタクといわれるLam Truongやベトナムのセリーヌ・ディオンといわれるMy Linhのステージは年甲斐も無く興奮しました。後輩の小栗さんはとても素敵なアオザイを着て、今回はウッドベースとパーカスの3人トリオで演奏していました。単純な竹の楽器から、あんなに複雑で多用な音色を奏でることの出来る彼女にはいつも驚かされます。

今回のボランティアに参加して一番良かったと思うことは、色んな出会いを得られたということです。ボランティアに参加した人達に出会えたこともそうですが、それ以上に、以前お世話になり卒業以来会っていなかった人達に再会できたことは、とても嬉しいものでした。

ベト健先輩見つけちゃいました。不覚にも越南ネットHP添付の顔写真を拡大プリントとしていくことを忘れてしまいハグをしてもらうことができませんでしたが、声をかけたら気さくに話ししてくれました。美味しいチェーもご馳走になってしまいました。ありがとうございました。更に優しい笑顔の今井先生や、ノンをかぶったチャイン先生にも遭遇しました。ハノイからこのフェスティバルのために出張で来たという小林くんは、携帯片手にずっと仕事をしており、とても頼もしくみえました。

今後自分がどのようにベトナムと関わっていけるかはまだ分かりませんが、「ベトナム」つながりで色々な人と出会えたことに喜びを感じ、この縁を大切にしていけたらなと思っています。




お便り-小嶌周(V02卒)

←写真:バイバイする小嶌周
サッカーのトヨタカップって有名ですよね。将来のFIFAトヨタカップ出場を目指し、世界のちびっ子が静岡に集結しました。8月の出来事ですが、静岡世界少年サッカー大会が開催されたのです。(リンク⇒第9回静岡世界少年サッカー大会そこに、ベトナム選抜も参加し、世界の強豪ジュニアと闘ったのです。ふ~ん、そーなのぉー、へぇ~。って終わってしまっても良い話ですが、この大会、1人のベト科卒業生による縁の下のサポートがあって成立していたのです。その男とは、越南ネット2回目の登場、the 小嶌周。彼は、ベトナム留学、ベトナム駐在の経験があり、ベトナム大好きっ子ですが、今は、ベトナムとは疎遠な仕事・生活を送っているそうです。はやり、ベト科遺伝子が騒いじゃったそうです。三村さんと言い、小嶌君と言い、21世紀を背負う人材の共通キーワードは、“The ボランティア”のようです。
また、浜松市国際交流協会勤務の内山夕輝さん(V98)も、同日、このサッカー大会に参加していたとの情報も得ています。みんなActiveだね!俺は、その日、何をしていたのかなぁ~って予定帳を振り返ったら、「つぼ八 原島店 19:00~ 3名!」だってさ。まだ、僕には、21世紀を背負えないようです。(文責.竹山正人)

<小嶌周(コジマ アマネ)さんからのお便り>
今月は、ベト科東海支部、小嶌(V科2002卒)よりベトナムの少年たちの熱戦に関するレポートです。
8月22日(金)から24日(日)の3日間、静岡県袋井市小笠山運動公園 エコパスタジアムで、第9回静岡世界少年サッカー大会が開催されました。そこにベトナムの全国少年サッカー大会で優勝したPleiku(同11歳以下大会)、Da Nang(同13歳以下大会)チームから選りすぐりの選手たちによる選抜チームが参加しました。
本大会は毎年開催されていて、今年で9回目を数え、ベトナムチームが参加したのは今回が初。開催の目的は、1)世界に誇れる「少年サッカー大会」を目指し、サッカー王国静岡の振興を図る。2)静岡のスポーツ文化を世界へ情報発信するイベントとして育てる。3)サッカーをきっかけとした交流を通して青少年の健全育成を図る。といったもの。
主催はもちろん、静岡県。後援は外務省、(財)日本サッカー協会、在日フランス大使館、駐日ブラジル大使館、在日メキシコ合衆国大使館、在日ベトナム社会主義共和国など国際色に富んでいます。私は、影のサポートとして、ベトナムチームに帯同し、通訳のお兄さんとしてがんばりました。3日間も一緒に過ごすと、私も彼らのチームメイトかのように、試合にのめり込み、充実した3日間でした。
本戦には全8チームがエントリー、A・Bグループ4チームずつの総当たりによる予選リーグ戦と、それぞれのグループの結果による順位決定戦が行われました(以下ご参照)。チェックポイントは、どの参加チームも名前を聞いただけで、「強そぉ~」っと震え上がるチームばかりです。
●グループA
バチューカ(メキシコ:前回優勝)、ベトナム選抜、東京ベルディジュニア、名古屋グランパスUー12
● グループB
サンパウロFC(ブラジル)、ルマン(フランス)、柏レイソルUー12、静岡県選抜
グループAを戦ったベトナム選抜の戦績は、名古屋グランパス戦0-3、バチューカ戦0-6、東京ベルディジュニア戦0-3と実力及ばず全敗のグループ4位。各グループ4位同士で争われた7位決定戦に進んだベトナム選抜は、Bグループ4位、あの名門ルマンと対戦。なんと2-0で歴史的快勝でした。今回は多少残念な結果に終わりましたが、世界の強豪、名門チームに一歩も引けを取らない戦いぶりは、サッカーにおけるベトナムの将来を期待させるに十分で、感動ものでした。ベトナム人選手がJリーグで、世界の名門チームで活躍し、W杯アジア予選で日本を脅かす日も近いでしょう。
皆さんの身近にあったベトナムに関するイベント、トピックス。よろしければ、越南ネットに投稿してみてはいかがでしょうか。思わぬところで、ベト科同士でのつながりも新たに生まれるかも知れません!!

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