2009年4月7日火曜日

お便り-榎真実(08年卒)


←写真:左から2人目が榎さん(ハノイ出張での1ショット)
ちょうど1年前に~♪、越南ネットをリリースする際に、新しく社会人になるベト卒生に対して、私は何を考えたのか、「世の中に出ると、あーだーこーだー言う先輩・上司はいるが、自分が信じる事をしろ!」っと、今、聞いても、かなりの赤面コメントを贈りました。その時、「熱いメッセージをありがとうございます!」と返事をくれたのが、榎さんでした。この娘は、伸びる!っと私の中で、太鼓判をグリグリと押したことを最近のように思い出します。あれから1年が経過し、久しぶりに、「アンニョンハシムニカ!」と連絡したら、彼女、すくすくと成長していたので、今回、越南ネットへの投稿を依頼したです。この世界経済危機の中、各社3月赤字決算連発の中、経費削減等のアゲインストの中、additionally、お小遣い半減で竹山ピンチの中、入社一年目からアクティブに頑張っている模様です。若いって素晴らしい!っと感じながらも、「今の30世代って、格好いぃ~!」って後輩から言われるように、頑張りたいと思います!よっこらしょ・・・!(文責:竹山正人)


<榎 真実さんからのお便り>
みなさん初めまして。榎 真実(エノキ マミ)と申します。1年前に無事ベト科を卒業し、4月から入社2年目となりますが、まだまだひよっこで分からない事だらけながらも格闘している毎日です。今回は、私の大学時代から現在の仕事について、私事ではありますがお話しさせていただきたいと思います。

学生時代
なぜ、ベトナム語を学ぼうと思ったのかといいますと、何てことはありませんでした。もともと外国語には興味があったのですが、どうせなら英語や中国語ではなく、人があまり勉強しないような言語を話したい、という思いと、ちょうど私の受験時にベトナムがメディアでも話題になり始めた頃でもあったので、今後日本との関わりも深くなる国になるのでないか、という期待からベトナム語を選択しました。とは言うものの、入学するまでは、ベトナムについて知っていることといえばアオザイ、フォーくらいでした(笑)

それ程、真面目に授業に取り組んでいた訳ではありませんでしたが、今まで聞いたことも無かった言語に出会えたことで、新鮮な気持ちで学ぶ事ができました。また、初めてベトナムへ旅行をした時には、現地のベトナム人と片言ながらもベトナム語でコミュニケーションが取れたことに感動を覚えた記憶があります。

4年前の2005年には1年間ハノイへ留学しました。海外の生活に入り込むことで、実際に肌でベトナムの文化や風習、ベトナムの人々と触れ合うことができたのはもちろん貴重な経験ではありましたが、ベトナム人のパワフルさ、マイペースさに圧倒されながらも異なる価値観に対応できる柔軟性が身についた事は、自分自身の成長につながりました。こうした留学での体験から、ベトナムはもちろんの事、グローバルな仕事をしたいという思いが強くなり、就職活動では物流業界、航空業界を志望していました。

現在の仕事
現在私は、OCS海外新聞普及株式会社に勤めています。初めてこの会社名を聞く方もいらっしゃるかと思います。「海外新聞普及」なので新聞社ですか?とよく聞かれるのですが、実は国際宅配便の会社なのです。海外に新聞や雑誌、貨物などあらゆるものを運んでいる会社です。海外で働いていらっしゃる方はOCSを使ってくださっている方も多くいらっしゃるかと思います。(ありがとうございます!)

私は、営業部の内務に就き、主に輸送手配や請求処理などを行っています。顧客は主に大手企業になるので、貨物の規模もその分大きいだけに、発送の際、気を遣うことも多いのですが、貨物の種類やお客さんの要望によって発送方法を変えたり、ありとあらゆるものを扱えることに楽しさを感じますし、やり遂げた時の達成感は非常に大きいです。

内勤なので直接お客さんに会って営業することはないのですが、電話口でもお客さんから「ありがとう。」と言われると、自分のやっている事が少しでも人のためになっているのだと感じることができます。
3月上旬にはハノイに2週間出張へ行って参りました。ハノイでは、現地スタッフとともに日系企業を訪問し、OCSのサービスを少しでも多くの方に知ってもらうと、セールスに行ってきました。 いつかベトナムで仕事がしたい、という気持ちはあったのですが、まさかこんなに早くに行ける機会が来るとは思っても見ませんでした。留学をしたというものの、ビジネスベトナム語に苦戦したりもしましたが、大学で学んだことが直接仕事に活かせる事ができてモチベーションが以前より上がったように感じます。そして出張で感じたことは、この経済不況ではありますが、ベトナム市場はまだまだ伸びる可能性を秘めているということです。

今後の目標
今後も、何らかの形で今後もベトナムと関わっていける仕事がしたいですね。チャレンジ精神を常に持つことで、ベトナムのプラスの発展に貢献したいと考えています。今就職活動をされている皆さん、このご時世なので厳しい状況だと思いますが、諦めず自分を信じて頑張ってください。現役の学生の皆さん、ベトナム語をやっていてよかった、と思えるような楽しい学生生活を送ってくださいね。