2009年7月4日土曜日

お便り-平出江美(V02卒)


写真:著名な歴史学者Le Van Lan先生をインタビューする平出さん

200972日(木)、編集部デスクに一通のE-mailが届く。越南ネット原稿締切まで残すは48時間(結構あるねぇ~、結構てきとぉー)。編集部に走る緊張感。「編集長、原稿が間に合いません!」「バカ野郎!最後まで諦めるな!」と一人芝居を終え、今回は、NHKに勤務する平出江美さん(V02卒)とのEメール交換を元に、竹山が平出さんのこと&平出さん手掛ける番組の紹介をさせて頂きます。始まりは、平出さんから届いた一通のE-mailからでした。

まず、左上の写真。平出さんは、20089月から半年間、NHK派遣制度を利用してベトナム研修に行かれています。ベトナムのメディア事情を学ぶ目的で、VOV the Voice of VN , VTV, VNAベトナム通信社、HTVなどを訪問し、貴重な経験をされてきました。その時のワンショットが左上の写真となるわけだが、実は、ベト科先輩の新妻さんらハノイの日本人同志が開いた写真展を紹介するロケの模様なのです。つながってるね。
彼女は、NHK国際放送局で働いています。手掛ける番組は、NHK国際 “Radio Japan”ですが、その番組にはディレクターという立場でガチンコ勝負しているのです。番組の提案、取材、編集、収録などを行い、ベトナム向け番組だけでなく、18言語向けの共通番組も手掛けているのです。この”Radio Japan”は、18言語で日本のニュースや文化を世界に発信しているのです。また、海外で活躍する日本人を初め、日本の最新技術、日本の音楽など、日本に関する内容ならば扱うという全包囲網の戦略を取っています。対象視聴者はベトナムにいるベトナム人ですが、インターネット放送も併設していることからアメリカや日本からのアクセスも多いようです。
国際放送というと、BBCCNNを筆頭に、NHKは出遅れている感があります。昨今では、中国のCCTVはじめ、アジア各国が国をあげて力を入れてきているようです。NHKは、財政的、人員の面で他国と比較して見劣るのが実情の中、徐々に改革を進めていく計画で、そのダイナミックな動きの中で、彼女のディレクター奮闘記を今後も応援していきたいですね。
さて、ここに面白い話ですが、ベトナム語放送だけでいうと40年以上も前の1961年には放送が開始されているそうです。そのNHKベトナム語放送は、ベト科なしでは語れない縁の深い関係にあります。アルバイトはベト科の学生が歴代引き継ぎ、今も脈々と続いているそうです。(私には、そんな話は全く無かったですが・・・)。 極秘筋によると、今井先生も学生時代にアルバイトされていて、その時、作成した資料が今も残っているそうです。チャイン先生もアナウンサーとして登場されていた時期もあったそうです。
そんな我らのNHK、そして、平出さんが手掛けるRadio Japanの番組として、72日(木)に小栗久美子さん(V02卒)を特集しています。トルン奏者として御活躍の彼女のトルンへの熱い思いを纏めたものです。インターネットでの視聴は79日(木)まで可能です。それ以降ですと、新しい番組と切り替わってしまいます。とにかく、下記リンクをクリックし、トルンの音色、いきなり始まるベトナム語のナレーションをお楽しみ下さい。とにかく、クリック&受信料支払ね(NHK受信料未納の方は)!

NHK Radio Japan(ベトナム語のPage) ⇒⇒⇒
NHK Radio Japan (18カ国のトップPage)  ⇒⇒⇒


PS : 越南ネットは、NHK Radio Japanと方務的提携を結び、メディアとしての質を高めるぞ!と一方的なコミットメントを宣言しました。よって、越南ネット左側ピラーにRadio Japanのリンク先を貼付致しました。



/