池田さんには、宇根先生のパーティーの際に、事務局として、大車輪として活躍して貰いました。パーティー準備段階で、彼女とは連絡を密に取ったのですが、私の20行以上に渡るメールに対して、彼女の返信はいつも2行程度(ときどき、1ワード)。そのクールさに、何故だが、私は惹かれてました。彼女は、今回、東京マラソン参加のお話を越南ネットに投稿してくれましたが、以前からも "ミッドナイト山道ひたすら激走イベント"とかにも参加したりとアクティブ娘です。その話を聞いていたものですから、刺激を受け、私もマラソンを始めました。2008年11月に開催された磐田ジュビロハーフマラソンに参加して、1時間59分54秒の完走でした。真っ先に、完走の報告をしたのは、池田の秀子さんでした。すなわち、私は、池田さんに惹かれて走り始めたのですが、彼女はクールに快走で、差が縮まりません。もう悔しいので、言っちゃいます!「あなたのゴールは何処?」 PS:4月26日(日)開催の掛川新茶フルマラソンに参加します。この大会は、5キロ毎に、メロンやイチゴとか食べ放題なんです。時期的にも熱さとの勝負になりますが、一杯食べて、途中でバテテ、棄権すると思いますが、心臓発作だけには気を付けてがんばりたいと思います!(文責:竹山正人)
<池田秀子さんからのお便り>
皆さん、こんにちは。 96年入学、2001年卒業の池田秀子です。早いもので、宇根先生の退官パーティーから1年が経ちましたね。竹山幹事長の大号令のもと、私もこそこそっとお手伝いをさせて頂いておりました。
現在、私は兼松㈱という商社の食品部に勤務しています。担当は中国とインドネシアで、加工フルーツ(冷凍の苺や桃など)やナタデココを輸入し、国内の食品メーカーさんに販売、メーカーさんが美味しく加工して、最終的にフルーツヨーグルトになっています。お昼や小腹が好いた時に食べるアレです。残念ながら、越南ネットに華々しく登場されてきたベト科の皆様と違い、入社以来、ベトナムとの関わりが殆どありません(汗) という訳で、超南ネタ不足につき、今回は『東京マラソン』で突っ走ります~。
2007年から始まった東京マラソン、今年が第3回となります。昨今のマラソンブームもあり、年々応募者が増え、なんと今年のフルマラソン(言わずもがな、42.195km)は、3万人の枠に対し、22.6万人の応募があったそうです。なんと倍率、7.5倍。確率だけで言えば、外大の後期日程バリの狭き門です(笑) そのプレミア出場権を、私は初の応募でゲットしました。
中学は吹奏楽部、高校は弓道部、大学のラクロス部は半年持たず退部・・・と、がっつり運動部タイプではありませんが、社内人になり、なぜか運動を始めるようになった私。ここ数年は、すっかり山にハマり、春~秋は登山&トレイルランニング(最近注目の山を走るスポーツです。)、冬はスキー(バックカントリー)と、山づいた週末を送っています。山を走るとは言え、トレイル(=登山道)とロード(=コンクリート)は別物で、硬いロードに慣れるべく、初めは5kmからスタート。しかし、空気の悪い都心をただただ走るのは辛く、モチベーション維持の為に、ランナーの聖地・皇居を走ってみたり、東京タワーを眺めなら芝公園をぐるぐる回ってみたり、港区の大使館巡りをしてみたり。警備の厳しいアメリカ大使館脇では、警官に止められ、『どこへ行くの?』と。 『最終的には家に帰りますけど・・・』と私。
人間不思議なもので、体が慣れてくると『もっと先へ、もっと速く』と思うようになるんですねぇ。平日、仕事の後の20km走も苦にならなくなり、大会1ヶ月前には30kmもこなしました。一般的に30km走れると、フルマラソンは完走できると言われており、とりあえず完走はできるな♪と。あとはタイムです。会社でも、アウトドア仲間にも『目標は高く、SUB4(サブ フォー)!』と高らかに宣言。SUB4とは、ランニング用語で4時間を切る事を指し、市民ランナーにとって、最初の関門です。
大会1週間前から、天気予報は曇りと雨とを行ったり来たりで、気が気ではありませんでした。晴れろー晴れろーという呪いに近い祈りも虚しく、当日の朝は曇天模様。しかも強風のおまけ付き。新宿駅に到着すると、西口から都庁に向かう広く長い通路はランナーで埋め尽くされ、静かな興奮と緊張でいっぱいでした。手荷物を預け、エントリー時の自己申告タイム順に決められたスタートブロックに入ります。スタートまであと40分。じっと待つ他ありません。スタートが近づくにつれ、中継のヘリが上空を旋回し始め、徐々に興奮が高まってきます。号砲がなり、いざ!と気合を入れ直しましたが、後方ブロックにその波は来ず。暫くしてからのろのろと歩き出し、石原都知事の立つスタートゲートを通過できた頃には、号砲から7分経過していました。
前半に調子に乗って飛ばし過ぎる事が、最も素人が陥り易い失敗とどのランニング本にも書いてあったので、ハーフまではのんびり行こうと決めていました。どこを見ても、沿道は応援の人・ひと・ヒト。全然知らない私にまで、応援の声を掛けてくれ、ハイタッチ!忍者の仮装をしたおじさまと世間話をしたり、某Jンクスポーツ企画で参加のお笑い芸人集団をかわしたり、予め応援ポイントを知らせてくれた友人を見つけて大はしゃぎしたりと、都庁を出発し、品川を折り返して向かう銀座まで、それはそれは楽しい前半でした。
マラソンは30kmからが正念場とはよく言ったもので、浅草の雷門(28km)辺りから、足が重く感じるように。折からの強風もあり、頑張っても前半のペースを維持するのがやっとになりました。35kmからは小雨も降り出し、佃大橋のだらだらと長いランナー泣かせの登り坂で歩きたい衝動と戦いながら、早く休みたい一心でゴールへ。あとは、足を前に出すのみ・・・。
4時間24分28秒にて、無事完走。目標はクリアできませんでしたが、強風&雨の中、わざわざ応援に来てくれた友人、沿道の人々、そしてエイドのボランティアの皆さんから元気をもらって辿り着けたゴールでした。あれ程辛かったのにも関わらず、ゴールした瞬間に、「また来年も出たい!」と思わせてくれたTOKYO MARATHON 2009 。どうやら私もマラソンマジックに魅せられてしまったようです。
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